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建築のまえに

Corb [コルブ] 一周遅れの建築と人の話

2018/09

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100728大切な空間

白井晟一さん は大変に逸話の多い建築家で、伝説のように又ある時は神話のように語られる事柄がたくさんあり、そのなかでも滴々居と呼ばれる自邸は、造られた初めは建物にトイレがなかったという話は建築界では有名です。

私の住んでいるところの近くにも、白井さんの代表作のひとつといえる旧松井田町役場庁舎がありますが、この建物も完成した当初は、職員と来庁者のためのトイレが2階に便器が大小ひとつずつしかありませんでした。

コピー ~ IMG_0943

当時はトイレの前にさぞかし長い行列が出来たことかと思いますが、並びながらあの白井先生の事だから、かならず何か意図があるのだろうとはさすがに考える余裕もないでしょう。

なにしろトイレはせっぱ詰まった大事な空間ですから。

同じ白井さんの建築でも、茨城キリスト教大学にサンタ・キアラ館というチャペル棟があり、そこの2階のトイレを見たときは、さすがになんらかの意図を感じないわけにはいきませんでした。

コピー ~ img408

昔のことで、なにぶんにも記憶がさだかではありませんが、少し小さめの四畳半くらいの部屋に洋便器が壁際にひとつ置いてあるだけで、そこにはトイレという機能を表した部屋名称がいらない、瞑想室のような、また別のたとえで言えば刑務所の独房のような空間がありました。

独房に入ったことはありませんが、たぶんそんな雰囲気でしょう。

現代人には日々の疲れた心を癒すためにも、そしてたまには深く物事を考えるためにも、このような空間は大切で、ついつい本を持ち込んだり、お気に入りを飾ったりなどしない、本当になにも無い潔い空間が大切ではないかと思います。
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