建築のまえに

Corb [コルブ] 一周遅れの建築と人の話

2017/09

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100626地産地消(1)

晩ご飯のおかずに、自宅の小さな庭の片隅につくった畑で採れた野菜が、並ぶことが近頃増えてきました。

かたちがそろっているものは少なく、みな特徴があって、天ぷらにした茄子やピーマンも、朝方どこになっていたかがすぐにわかりますから、食べものへの感謝の気持ちは自ずと湧いてきます。

かかった材料代や手間を考えれば、高級スーパーマーケットの有機野菜コーナーのそれ以上かも知れませんが、なにしろ自家製ですから、土にしても肥料にしても、素性がわかっているので安心で、出来た野菜も、茄子などはヘタまでやわらかくて、しかも美味しく食べられるのですから、かえって趣味としては安上がりかもしれません。

経済成長をした日本の人件費は大変高くなり、手間ひまをかけた物を手に入れにくい時代だからこそ出来る贅沢かもしれませんね。

      IMG2223blog.jpg

そういえば、昔、といっても地域によってでしょうが、村内の人たちが、必要な手間や材料をお互いに持ち寄って協力し合う「結」(ユイ)と言う習慣があって、その仕組みのなかで住宅の建設が行われていた時代があり、それは冠婚葬祭など生活のほかのことにも及んだと聞いたことがありました。

この「結」を維持するために、各家に帳面があって手間や物の貸し借りを記録していたそうで、今でも香典帳を見てから、御霊前の金額を決めるお年寄りもいると思いますが、それに似たようなことだと思います。

このような社会の仕組みでは、手間については利息がつかないのが決まりでしたから、近頃の住宅ローンのように支払い総額が、借り入れの2倍にもなることはなく、貨幣経済がまだ十分に行き届いていない時代には、大変合理的で、持ち寄った身近な材料と手間で住宅をつくるという、地産地消の考えは当然のことだったのでしょう。

ところが、今の時代の社会システムでつくられる住宅建設に、供給される材料だけでも地産地消を当てはめてみようとしても、すでに地場の産業や職人が衰退してしまっていたり、流通材の種類が制約され材料代が割高になったり、そしてあきらかによその地域の材料よりも品質が劣る物もあるなど、どこかギクシャクして、しっくりしません。

むかしの人は好んで地域の材料を使ったのではなく、もっとも簡単に、そして安価に手に入れることが出来たから使ったので、近所で解体された建物でつかわれた木材をはこんできて、あたらしい建物の一部に使うことも普通のことでしたから、今の時代に地産地消を考えることは、飛び越えなければならないハードルがたくさんありますね。

ある建築家の先生に、なぜ木造ではなくコンクリートにこだわるのかと聞いたところ、日本で住宅をつくるのであれば、RCの打ち放しが一番ふさわしく、セメント、水、砂、砂利など身近にあるものばかりでつくることが出来ると言われましたが、それも面白い考え方だと思いました。





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